タブノキ<椨の木>

学名 Machilus thunbergii
別名 イヌグス
分類 クスノキ科タブノキ属(常緑高木)
分布 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮南部、中国、台湾、フィリピン
葉形 分裂葉・不分裂葉
葉序 互生
葉縁 全縁
雌雄 雌雄同株
花期 4~5月
果実 液果
用途 公園樹、建築・機具材、薪炭、シイタケの原木

解説

 暖地の海岸林を代表する樹木だが、常緑樹では最も北の青森県まで分布する。大木は高さ30㍍、直径3.5㍍になる。枝を大きく広げた雄大な樹形で、各地に名物となった巨木が知うれている。葉が枝先に集まってつくのが特徴。花期は4-5月。葉と同時に枝先に花序を伸ばし、小さな花を多数咲かせる。材はかつて船材にされ、名前も古い朝鮮語の「丸木船を作る木」が訛ったものらしい。