森林の風 樹木図鑑 No.7
葉
幹
学名 | Prunus jamasakura |
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別名 | |
分類 | バラ科サクラ属(落葉高木) |
分布 | 宮城・新潟県以西、四国、九州、朝鮮半島南部 |
葉形 | 不分裂葉 |
葉序 | 互生 |
葉縁 | 鋸歯縁 |
雌雄 | 雌雄同株 |
花期 | 3月下旬~4月上旬 |
果実 | 核果 |
用途 | 庭木、街路樹、盆栽、花材、建築・家具・器具、彫刻、楽器材、樹皮は細工物 |
日本の野生のサクラの代表で、山地に広く自生し、古くから人々に愛好されている。高さ15~25㍍になる。春の山野で、まだ芽生え出したばかりの林をほんのりと彩る。サクラと言えば本来は本種を指し、有名な吉野の桜もヤマザクラである。花期は3 月下旬~4月中旬。花が咲くのと同時に葉が展開するので、ソメイヨシノとはまた違った趣が楽しめる。よい香りのする材は建築材や家具材などに利用され、かつて浮世絵の版木には必ず、この材を使ったという。